日本語好き

トルコでは、日本語を話せるトルコ人にたくさん合います。そして、彼らはジョークが大好き。彼らの言動が、おやじギャグをこよなく愛す相方のつぼにがっつんがっつんとはまっておりました。
ツアーで訪れた陶器工場。日本語が堪能なスタッフが自己紹介するときに、「私の名前はイボです。日本語のイボとはちがいまーす」と・・・。みんな軽く笑っていたのに、我が相方は、うけけけけとばかりに笑っています。それをみたツアー同行者が爆笑。この日本語が堪能なスタッフのかた、とても面白く、「昔、陶器をうまく造れない男性は結婚できないといわれていました。私はうまく造れません。なので、いまだに独身です。彼は(ろくろを回して実演をしている人を指して)、上手に陶器を造ることができます。なので、二回離婚し、三回結婚していまーす」と。その後も、何かにつけて、ジョークを連発。ほんとトルコの人って、明るいというかなんというか。この方とお話をしてみたところ、なんと日本には一度もいらしたことがないんですって。それなのに、とっても日本語が美味いんですよ。びっくりでした。
初日に連れられていった絨毯屋。こちらのオーナーもまた、日本語が堪能。出身はどちらですかと聞かれ、分からないだろうと思いながら、「秋田です」と答えたところ、「秋田だけに、飽きた?」と聞かれ、二人とも目が点に。なぜに、その忘れ去られたジョークを彼はさらっと話せるのか・・・。素晴らしい。ほめどころかどうかは分からないにしても、日本のようなセールストークを心得ており、「秋田出身だけに秋田美人ですね」と。私も真面目に返し始め、「いや、私は違います云々」と話したら、その彼は昔銀座の飲み屋であったホステスさんが秋田出身で超美人だったことを話し始めた、「だから秋田美人は本当なんだよ!!」と、私の顔を見ずに、遠くを眺めていっていた(笑)。
私たちの旅程で、パムッカレは後半のほうにありました。カッパドキアのツアーであった日本人の方に、パムッカレの話を聞いてみたところ、パムッカレの人は、日本語をつかったジョークが大好きで、何人もの人に「さらばじゃ吉祥寺」って言われたとのこと。みんなで、えーそうなの?とかいいながら、「ところで、『さらばじゃ吉祥寺』なんて使っている日本のお笑いの人っているっけ?いないよね・・・」とみんなで話しておりました。パムッカレには、カッパドキアからの夜行で、朝着いたのですが、眠気眼に言われた言葉、やはり「さらばじゃ吉祥寺」でした。あまりにも早くこのフレーズが出てきたので、2人でビックリ。またもや相方は、うけけけけと。そんなこんなで、気分が高揚した相方は、そのトルコ人に「さらばじゃ吉祥寺」と言ったところ、見事にスルーされ、落ち込んでいました。
バザールを歩いていると、お店の人たちが本当にたくさんの日本語で話しかけてきます。「日本人、もってけどろぼう」とか、「薄利多売(はくりたばーい)」とか、「バザールでゴザール」とか。「さむらーい」とか。日本が好きなのか、日本語が好きなのか、日本人のお客さんが好きなのか、それはわかりませんが、トルコにいながら、日本語の会話を楽しめ、とても面白い毎日を過ごすことができました。