つめが伸びていた

パソコンから目を離し、ふと足元に目をやると、つめが伸びていた。つめを切りたい衝動に駆られるが、我慢我慢。何故かって?夜につめを切ると親の死に目に会えないんですよ!!という迷信を信じているからだ。
この迷信は、どうやら昔行灯を焚いていた時代、夜につめを切るとつめが行灯の火の中に飛んでにおいがするらしく、それを防ぐための戒めみたいな話からきたとかこないとか。
一人暮らしをしてから、親のありがたみがわかって、親の死に目に会えないのは絶対嫌だなとおもって、夜には絶対つめを切らないようにしている。