二日目ー28日 午前 知床断崖クルーズ編

移動編に続き、知床断崖クルーズ編へ。


オロンコ岩から港を撮りました。

二つ船が見えるでしょう。手前にある船、私たちが断崖クルーズの際に利用したオーロラ号です。冬は砕氷船として利用されていますが、夏場は知床の海の魅力を伝える遊覧観光船としてがんばってくれています。なんと、船正面からの写真を撮り忘れたんですよね。なので、この写真で許してね。
バスもたくさん見えるでしょう。これは、知床が世界遺産になってから増えたであろう、観光ツアーですね。バスのツアー名が書いてるところあるでしょ。そこには、「旭山動物園富良野、知床、2泊3日で大満足」とかいうのがゴロゴロありましたが、2泊3日で、大満足できるのでしょうか。。。


オロンコ岩からおりて、オーロラ船に乗るためにウトロ港に移動する途中でお出迎えしてくれるのが、ゴジラ岩。


オロンコ隊道というトンネルを過ぎるとウトロ港です。

うちの相方が生まれる前にでき、私が生まれてからできたトンネルです。そうです。私のほうが年上です。ふん。


知床の断崖をみるには、二つのコースと二つの方法があります。
まずコース 1.硫黄山コース 2.知床岬コース 二種類あります。1は、カムイワッカの滝というところまでいって戻ってくる一時間半のコース。2700円〜3000円ほど。2は、知床岬までいて戻ってくる3時間45分ほどのコース。6000円〜8000円ほど。


私たちは1を利用しました。時間的な理由と金銭的な理由から。断崖を楽しみたい、というだけならば、これで十分かと思います。でも、せっかくだし、♪知床の岬に、ハマナスの咲くころ〜♪の加藤登紀子ファンならば、
知床岬行きを利用したほうが良いでしょう。私は、1で満足ではありましたが、次の日に、なんとなく「知床岬にハマナスは咲いているのだろうか」と気になりしょうがなかったです。


方法としては、1.大型観光船 2.クルーザー の二種類があります。
1はオーロラ船ね、2は小型船です。コースで示した値段の違いは、方法の違いによるものです。2を選ぶと高くなりますが、その分、断崖の近くまで行ってくれたり、ヒグマなんかに遭遇したときには、ゆっくりと時間をとってくれるということが可能です。ただ、クルーザーは小さいので、波の影響を受けやすく、また、狭いので自由に歩けません。故に、船酔いする人には向いていないかもしれませんね。


お金と時間と体力に余裕があれば、クルーザーが良いかも知れません。クルーザーによる遊覧はいろいろなところが提供しているので、前もってインターネットで調べていきましょう。


一番最初に見えるところ、フレペの滝。

この場所は、二日目に陸地のほうからみることになります。そのときに詳しく。


途中でカヌーをしている人にも会いました。


おそれくこれは、像の岩。右のほう。像の鼻に似ているので…。撮ったときは覚えているんだけど、後でみるとなんか違うような気も。いや、違うな。。。ま、こんな断崖がずっと続くのですよ。


そして、これが当コースの最終地点。カムイワッカの滝です。硫黄山の下にある滝なので、コース名が硫黄山コースというのですね。硫黄成分が強いらしく、滝の周りの海は変色しているらしいですが、確認はできませんでした。


コース途中、大小さまざまな滝を目にします。川があって滝があるんじゃなくて、岩から染み出てくる滝。確か、潜流滝とか言うんですよ。これまた、ガイドの受け売りですがね。


さて、知床にいったら、断崖クルーズはお勧めです。その理由としては、「あ、私、いまあの地図をなぞっているんだなっ」ておもえる楽しさ、そして、後で陸側から知床を楽しむときに、海側から見た景色を思い出してみると、その違いが楽しめるっていうこと二点ですかな。付け足して言うならば、知床は、実はそんなに沢山見るところがあるわけではないのです。登山などをしない限り、時間をもて遊ぶことになってしまうかもしれません。そんなときに、一時間半ないし三時間45分時間を割いてくれる遊覧はおすすめです。ま、いわずもがな、この点は消極的な選択理由ですけどね。


写真を見てもお分かりのこととおもいますが、天気が悪いのが残念でした。天気が良いことにこしたことはありません。でも、実は不幸中の幸いだったんですよ。旅行二日目、天気は良いのに波が高く、船が欠航でした。二日目に遊覧を希望していたならば、アウトだったんですよ。


そうはいっても、雨具を持っていない二人。。。遊覧帰路、暗雲立ち込めていた空から、雨が。。。なんと、遊覧船の売店で、合羽が売っているではありませんか。300円。即購入。こんな格好で、下船。

船を正面からとった写真がないのは、雨の中急いで移動しなければならなかったからでございます。


昼食の場所へ移動。移動中、しょぼい合羽の限界にげんなり。とりあえず、うにいくら丼。2000円。

いくらのぷりぷり感。うにのクリーミーさ。備え付けではあるが、新しいものを使っているきゅうり。う〜ま〜い〜ぞ〜。感激。食とは悲しいもので、食べるとなくなってしまいます。当たり前ですが。そして、完食。海の恵をごちそうさま。


そんな至福のときも、つかのま。現実は厳しいものです。外には大降りの雨が。。。しょぼい合羽を着て、うなだれる二人。そこへ、救世主現る!!


いざ、トレッキング知床五湖編へ。