日記

昔から、日記というものがあまり好きではない。
多分、おしゃべりな子どもだったこともあり、
別に日記で自分の気持ちを吐露する必要がなかったのかもしれない。
そして、恵まれていたことに、私の話を聞いてくれる人たちが周りに沢山いた。
幸せな子ども時代を過ごさせてもらっていたのだと思い、
ありがとうの気持ちでいっぱいである。


繰り返しになるが、日記というものはどうも好きではない。
それは、学校の宿題だったり、夏休みの提出物だったり…。
夏休み最後の日に、急いで一ヶ月ほどの日記を書いたり、妄想日記を書いたり…。
白紙で出す勇気はなかったのだな…。この点は反省。
本当は、好きなときに、好きなように書くことが日記の存在意味だと思うのだが。


最近ブログもはやっており、私もその波に乗ってみようと思ったが、乗り切れん。


自分の気持ちを吐露する場であるにも関わらず、
どうしても他人の目が気にならざるを得ないシステムであるように思われる。

書き方の作法の様なものがあり、それに従うことが是とされているような気さえもする。

文学的にいえば、もともと日記というものは人に読んでもらうことが最終目的らしいが
個人の日記においては、そんなことはどうでもよいような気さえする。
そういう環境が簡単に手に入るような現在の状況は、良いのか、悪いのか。
それが新たな可能性を産むのかどうか。


日々の生活云々という程度ならまだいいが、
匿名なことをいいことに、無責任なまでに文章を書き散らかすようなブログは辞めていただきたいと思う。


ただ、自分がこんな風に思えるようになったのは、今の私の生活が「書く」という事を
ベースにして成り立っているのからであり、人に見られることを意識した文章を書きたいという欲求がその作業を通して得られているからなのかもしれない。


このような環境に自分の身をおいていなかったら、きっと私もブログにはまっていたのではないだろうか。


と、つれづれなるままに思ったりして、実はこれは日記を書いていない言い訳文である。