きらきらひかる

北国の春はまだまだまだまだ・・・。
今日も札幌は雪である。
ここ最近,少し気温が高いせいか,湿った雪が降るので,
傘を忘れがちな私は大変な状態になってしまう。


昨日,帰りは,深夜2時。
外に出ると,そこには誰もいない。
しんしんと降る雪は,周りの音を吸収してしまい
まるで,耳に手をあてて外部の音を遮断している様な状況になる。
この感覚が結構好きだ。


湿った雪が降った深夜、素敵な光景にであうこととなる。
外にでると,光が目に刺さる。
辺り一面,小さな小さなダイヤモンドをばらまいた様にきらきらと光っているのである。
目を凝らしてよく見てみると,雪の結晶が街灯の明かりをうけ,反射して輝いていることが分かる。


遭遇は,今回で二度目。
締め切りにおわれ,疲れきっている気持ちがすっーと和らぐ。
家に帰るまで,いつもは10分かかるところが,20分もかかってしまった。


きっと,日々の喧噪の中では,こういう光景が私に出会いに来てくれたとしても気がつかないだろう。
そして,わざわざ自分からその光景に出会いにいったとしても,これ以上の心の動きは確認出来ないだろう。


自然とは,不思議なもので素敵なものだとあらためておもった。
そして,こういう素敵なことに出会えた気持ちを忘れないでいたいものだと,強く思った。