初PMF

札幌生活も5年目になりましたが、今回初めてPMFに行って来ました。kitaraで開かれた細川俊夫「雲と光」、メシアントゥーランガリラ交響曲」を聴いてきました。
わたくし、現代音楽は苦手でございます…。以前、友人より現代音楽のCDを借りて、あのわけのわからなさに完敗。「ポロン…ポロロン………ジャジャ…」みたいな…。うーわからぬ〜、混沌たる不安みたいな?にしても、わからん。んで、敬遠していたわけですよ。
今回は、たまたま土曜日なら時間があるとの事で、行ってみようということになりまして、で、現代音楽を聞く機会をえられたというわけですな。
今回の席は、オケの横でした。オケも近い、音も近い、指揮者も近い、そして、かっこいい準メルクルさん。そんなこんなで楽しんでいたわけですな。細川俊夫氏の曲は、今回アジア初演奏との事。笙とオケのコラボ曲でした。抑制の効いた演奏、楽器の多彩な利用、圧巻でした。これが現代音楽の面白さなのかな〜と思いながら見ていましたが、やはり、後ろの人たちは、演奏が見えないからか。寝ている方が多かった。
そして、メシアンオンド・マルトノのとう電気楽器の登場。なんかいぶかしげな楽器。あまり音の区別ができなかったけど…。80分という長い演奏でした。最初、睡魔に負けるのではないかと思っていましたが、意外に意外、私、いつの間にか吸い込まれていました。良かった、とっても良かった。確かに、現代音楽ならではのわかりにくさはあったけど、第5,8,10楽章の盛り上がりは、これまでの近代音楽の様子も垣間見られ、そこに現代音楽の響きが戻ってきて、私的にはグーでした。
現代音楽を聴く機会がなければ、一生敬遠していたことでしょう。ということで、実り多きコンサートでした。