わけぎ

姉さん、事件です。
大事件です。


さて、この題名をみて、あるものと間違った方、多くいるはずです。
そうです。あれです。


母さんが、出かける私に「わけぎ」を買ってきてくれと頼んだ。
「わけぎ」は万能ねぎに似たやつね。
んで、母さんと二人して「『わきげ』じゃないよ『わけぎ』だよ」
ぷぷぷ、なんて話しておりました。


そのあと、相方とあって、一緒に買いに行ったのですが、
買いに行く前に車の中でまた二人して
「『わきげ』じゃないよ、『わけぎ』だよ、ぷぷぷ」としておりました。


お店に行ったら、なんと「わけぎ」がありません。
お店の人に聞いてみようと思ったら、
私の頭の中で「『わきげ』じゃないよ、『わけぎ』だよ」がリフレイン。
間違えないようにしなければと、一息飲んでお店の人に問うてみる。


ここまで読んだ方は、私がお店の方に言い間違えたと思うでしょ。
違うんだな〜。
そんなありふれたことは事件になりませんよ。


ありえない事態ですよ。


私、お店の人にきちんと
「すみません、わけぎ、どこにありますか?」って聞いたんだよ。
そしたら、お店の人が得意げに、しかし、少し顔を赤らめ、
こちらですと、私を案内していく。
んで、連れて行かれたところは、なんとなんとなんと、
野菜売り場を突きぬけ、除毛剤&T字剃刀が置かれている売り場ではありませんか!!


あぜん。
とは、まさにこの状態。
どう対応をしていいものやら…。
仕方がないので「あの、やさいの『わけぎ』なんですけど」。
一気に、その店員さんの顔を赤らむ。
っていうか、赤くなりたいのはこっちのほうだよ。


あんた、年頃の娘さん?(=私だよ…)をどこに連れて行く気だよ。


一言も「わきげ」なんて、行ってないんだよ。
なのに、どうして除毛剤のところに連れて行かれるんだよ。
想像力というか、妄想力というか、違う世界に行ってしまうのが
得意な店員さんだったのかしら。
にしてもな。
わけぎ→わきげ→除毛→剃刀って・・・。
飛躍しすぎだべ。


結局、「わけぎ」はなく、万能ねぎを代用にすることに。
だったら、最初から、万能ねぎをかっておけばよかったよ。
ほんと、こちらが悪いわけじゃないのに、恥ずかしかったよ。
ほんとだよ。