無我夢中

研究室に、タイ人の研究生がやってきました。
40歳くらいを過ぎた方です。
なんと、彼は英語とタイ語しか話せないとの事。


ちなみに、私は日本語しか話せません。
先日勇気を持って話しかけてみました。


I want to talk with you, but I can't speak English


辺りは爆笑でした。
でも、本当に話せないですよ。
せめて、その思いは伝えなければとおもってね。


そんな彼とも、少しずつジェスチャーを使って話せるようになった今日この頃。
パソコン室で仕事をしていたら、彼がきました。
私に一生懸命日本語で話しかけてきました。
その内容が、「無我夢中、無我夢中、図書館」というのですが…。


よくわからず、彼の英語を聞いてみると、どうやら図書館で眠ってきたらしい。
日本語の本を見て、無我夢中という言葉に「夢」が入っていたからか
それが、眠るという意味だと思い、使ったらしい。


おもしろい・・・。


正しい英語と日本語でその内容を教えたら、今度は
「私 吉 あなた」
といってきた。


どうやら、私が教えてあげたことがうれしかったらしく
それを伝えたかったらしい。
吉はちなみにluckyだと思っているらしく、そうかとたずねたら、そうだという。


よくよく思えば、
「私があなたに日本語を教えてあげたことが吉(lucky)なのか?」
と彼に聞いた私って、なんておこがましい先生なんでしょう(笑)。
しかも、そのあとに
「luckyよりはhappyの方が適切かも知れない」
なんて、教えておりました。


ほほほ。
英語が話せるようになりたいと、タイ人と話していて思った一日でした。