朗読者

朗読者が映画化されるらしい。ニコール・キッドマンが女性役だったんだけど、妊娠したため、ケイト・ウィンスレットが代役を務めるらしい。
朗読者、昔読んだけど、あんまり面白かったという印象が無いんだよな…。読書をしていて思うことなんだけど、「おもしろくない」って思わせることも名著の条件かなと。というのも、読んだところで全く印象に残らない本ってあるじゃないですか。あれ、何かいてたっけ?みたいな。それって、要するに読者の琴線にひびかなかったってことでしょ。この朗読者、「おもしろくない」っていうことだけ、覚えているんだよね。それが気になって、いまだに忘れられない本なわけだ。
言葉に言い表せないくらい感動し、深いため息とともにページを閉じた本と同じように、あまりの絶望のため、本の題目を忘れることができない。これもまた名著の条件かなと。といっても、私のみかもしれませんから、なんともいえませんがね。それに読んだのは昔。まだまだ世間を知らないひよっこのときです。暇が出来たらもう一度読んでみようかな。印象が変わっているかもしないしね。